介護医療 南米

ジカ熱、新生児の脳だけではなく目や耳にも影響かー小頭症新生児の約40%に目の異常

Bebe
Pocket

本紙でも度々記事化しているジカ熱だが、先週発表された調査結果によると、ジカ熱が原因だとみられる小頭症新生児の約3分の1が失明など目に異常があるという。先月、アウチノ・ヴェントゥラ財団(FAV)が行った検査結果でも、小頭症新生児の40%に視覚障害が見られている。具体的には、斜視や網膜萎縮、網膜色素変性症で、後者2つは将来的に失明の危険を伴う。

ジカ熱が拡大し始めた昨年10月以来、約4000人、先天的に頭部が小さく、脳の発達に遅れがみられる小頭症の新生児が誕生している。さらに、神経の難病ギラン・バレー症候群の発症も増えている。

小頭症が発症する割合は通常1万2000〜2万4000人に1人程度で、今までは年間平均約160件だったにも関わらず、この半年近くで4000人以上というのは異常だ。

 

また、ジカ熱が原因だとみられる小頭症には、従来の小頭症にはなかった特徴もあり、冒頭で述べたとおり、小頭症新生児の30%〜40%に目の問題が生じているという。米ノースウェスタン大学のリー・ジャンポル氏は「脳の小頭症による目の発達の遅れに関連した症状とは大幅に異なる。過去にエボラや西ナイルウイルスで確認された症例に似ている」と指摘する。

さらに、新生児の耳の病変なども見つかっている。まだ本格的な調査は始まったばかりだが、ジカウイルスの感染地域では妊婦を中心に徹底的な予防が求められる。

 

関連記事:

ケニア、オリンピック辞退もージカ熱めぐる懸念で

ジカ熱とは何か?日本で感染する可能性は?

ジカ熱、インドネシアでも感染確認

ジカ熱、人から人にも感染か

 

室橋 祐貴(むろはし・ゆうき)

Platnews編集長。2015年株式会社Platn(プラトン)を設立、代表取締役CEOに就任。言論を通して社会問題の解決に貢献すべく、政治国際ニュースアプリ/ニュースメディアPlatnewsを開発・運営。
・Twitter:https://twitter.com/Yuki_muro
・facebook:https://www.facebook.com/YukiMurohashi

Pocket