アメリカ 選挙

<米大統領選>スーパー・サタデーはクルーズが大健闘

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3月5日に行われた「スーパー・サタデー」だが、共和党は4州中2州でトランプ氏、残り2州はクルーズ上院議員が勝利した。カンザス州で大勝したことで、代議員獲得数はクルーズ氏が優勢となっている。

 

党員集会はクルーズ優勢

CPAC(保守政治活動協議会)をドタキャンし、カンザス州党員集会に参加したトランプ氏だが、予想に反しクルーズ氏に敗れることとなった。クルーズ氏はメイン州でも勝利している。

初戦のアイオワ州に続き、党員が議論して決める党員集会方式ではクルーズ氏が優勢となっている。一方、(州によっては党員のみだが)無党派層も投票できる予備選挙方式ではトランプ氏が有利となっており、一部ではトランプ氏に投票するために民主党員から共和党員に移る動きも見られている。実際、トランプ効果は大きく、共和党予備選の投票率は2012年より大幅に上がっており、3月1日に行われたスーパー・チューズデーでは81%も増加している。

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民主党はサンダースが善戦するも…

一方、民主党はサンダース上院議員が2勝1敗と勝ち越したが、代議員が多いルイジアナ州を制したヒラリー・クリントン前米国務長官に獲得代議員数では敗れている。

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民主党はクリントンでほぼ確定、共和党はクルーズが逆転する可能性も

各党代議員の過半数を取れば指名されることになるが、今までの代議員獲得数を見ると、民主党はクリントン氏で間違いなさそうだ。だが、国民(特に若者)の不満を表面化したサンダース氏の功績は大きい(関連記事:若者からの支持を集める民主党サンダース氏、共和党ルビオ氏)。
一方、共和党はトランプ氏優勢は変わらないが、クルーズ氏も健闘しており、勝者がすべての代議員を獲得する「勝者総取方式(winner-take-all system)」に移行する中で勝利していけば逆転も不可能ではない。今回の結果を見るに、KKKがトランプ支持を表明したことは多少影響していることも考えられる(関連記事:トランプを支持する白人至上主義団体KKKとは何か?)。

また、「主流派」として期待を集めていたルビオ上院議員は大きく出遅れており、逆転は難しそうだ。
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http://www.politico.com/2016-election/results/delegate-count-tracker
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